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リノゲート㈱の野中です。
もう10年以上前のお話になってしまうのですが私は人材派遣の仕事に関わっていた
時期がありました。人材派遣は現在行っている人材紹介とは少々毛色が違い、
派遣会社と就業している本人との間で雇用契約を締結します。
つまり派遣で勤務している人というのは勤務している職場ではなくて、
派遣している派遣会社の職員という事になり給与も派遣会社から支払われます。
当時、私の属していた会社から派遣されているスタッフの勤務先を訪問して、
いわゆる「スタッフフォロー」を行いました。勤務先での問題は無いか、
困っている事は無いか等、派遣スタッフが勤務しやすい環境を整える事が
目的になります。
そのスタッフフォローに行った際ですが、あるスタッフから給与額を上げて欲しい
というような話を受けた事がありました。その理由はどんな事かといいますと、
本人の中では他の人以上に多くの仕事をこなしていると感じていたようです。
そのため他の人よりも自分が多くの給与を貰える権利がある、というように
感じ取っていたようなのです。それが本当であれば確かに給与アップを考えるには
良いタイミングだと思います。そこでこのタイミングで打診してきたという経緯が
あったようです。
そこで私共では、本人から聞いた話が本当なのかを調べるために勤務先(派遣先)に
本人の働きぶりを確認しました。結果、確かに業務量的には他の人より多くを
こなしているという評価を受ける事が出来ましたが、一方でミスが多いというご指摘も
受ける結果になりました。それもあって職場からの評価としてはプラス、マイナスゼロ
という結果に落ち着きました。
今回のように自身で考えている評価と他人から受ける評価が違う場合もあります。
つまり自己評価と他人からの評価は必ずしも一致するとは限らないのです。
先生方におかれましても勤務先に対して労働条件についての交渉を行うような場面も
あるかと思いますが、そのような時には周りからの評価と大きく違った内容での交渉に
ならないよう第三者的な目線でご自身の勤務を振り返ってから行うようにしましょう。
余りにもかけ離れた感覚で交渉を行ってしまうと一方的な先生というような
悪しき評価を受けてしまう事も有るかもしれません。そのような事にならないように
細心の注意を払って頂ければ幸いです。
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